麦門冬茶(ばくもんどうちゃ)

肺と胃を潤し、熱を冷ます働きがあるので、
秋ののどの痛みや声嗄れ・空咳・皮膚の乾燥の改善が期待できます麦門冬茶(秋)

【 材料 】
麦門冬 10g
胖大海(ばんだいかい)1個
水 2カップ

【 作り方 】

  1. 麦門冬を水に20分間漬けてから、20分間煎じて濾します。
  2. 1の薬汁に胖大海を入れて10分間蒸らしてから、2~3回に分けて飲みます。

【 効能 】
麦門冬 : 体をやや冷やす性質を持ち、甘味と少し苦味があります。 心・肺と胃に作用しやすく、体の水分を補い肺・胃を潤します。 皮膚の乾燥・空咳・のどの渇きの改善が期待されます。
胖大海 : 体を冷やす性質を持ち、甘味があります。 肺・胃・大腸に作用しやすく、肺の熱を取り除き、のどの痛みや渇きの改善が期待されます。

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竹葉薄荷茶(ちくようはっかちゃ)

体内の熱を取り除き、発散させます。

【 材料 】
竹葉 15g
薄荷 5g

【 作り方 】

  1. 土鍋または土瓶に竹葉を入れ、3ℓの水を注ぎ、15分間浸ける。
  2. 蓋をして火をつけ、沸騰したら弱火で5分間煎じる。
  3. 薄荷を加え、5分間煎じて火を止め、漉す。

【効能】
竹葉:甘・淡、寒/心、肺、胃、小腸/清熱除煩、生津利尿/熱病のイライラ、のどの渇き、口内炎、排尿時の熱感を改善
薄荷:辛、涼/肝、肺/疏風清熱、清利頭目/風熱表証の発熱、汗が出にくい、頭痛、目の充血を改善
※竹葉の別名はハチク、マダケ。

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緑茶

龍井茶

【材料】
龍井茶(白毫銀針あるいは君山銀針) 3g
湯 400ml

【作り方】

  1. 100mlの湯を急須に入れて、温めてから捨てる。
  2. 茶葉を入れて、湯を注ぎ、1~3分間を蒸らす(蓋はいらない)。

【解説】
 緑茶の代表は龍井茶で、中国第一茶といわれるほど有名なお茶です。 龍井茶は茶葉を陰に干し、揉み、軽く煎る加工により作られた非発酵茶で、自然な風味が残っているため清熱解毒、清心瀉肝などの作用があります。 夏の季節、熱がりの体質、熱性の病気にお勧めのお茶です。
 白茶には白毫銀針があります。 これは茶葉が銀色のうぶ毛のようなものが多いです。 黄茶には君山銀針があります。
 お茶の色は黄色白茶や黄茶は軽く発酵されますが、作用は基本として龍井茶と同じように考えて使ってよいです。