水ようかん

健脾補腎

【2015.7.2】 004

【材料(10個分 : ごま6個 紅花あん4個)】
中あん
白あん 40g
黒ねりごま 20g
紅花 1g
シロップ 20g

水 300g
砂糖 120g
露草 40g
くず粉 2g(水10g)

【作り方】

  1. 露草と砂糖を合わせておく。                                          
  2. 1に水を入れてよく混ぜ火にかけて煮上げ、くず粉の水どきを入れて全体に混ぜ火を止める。
  3. 黒ねりごまとシロップを混ぜてごまだれを作り6等分にし、白あんと紅花を混ぜて4等分にする。
  4. 容器に2を1/2弱流し、それぞれ中あんを入れて残りを流す。
  5. 冷蔵庫で冷やし型から出す。

【効能】
白あん : 平、甘/脾胃/健脾化湿
黒ごま : 平、甘/肝腎/滋補肝腎、潤燥滑腸
紅花 : 温、辛甘/肝心/活血袪瘀、潤腸通便

【解説】
水ようかんは近年夏の定番和菓子として人気があり、何処の和菓子店でも売られています。
水ようかんの素は寒天をベースにした凝固剤です。
でんぷんの老化がないので美味しさを持続できます。
簡単にできる流しもので、冷凍保存も可能なので持ち運びにも便利です。

 

follow us in feedly

くず桜

清熱解肌除湿

葛桜2

【材料(12個分)】

くず粉 50g
水 250g
砂糖 100g

中あん
小豆こしあん 240g

【作り方】

  1. くず粉に水を加えてとかし、砂糖も入れてとかす。
  2. 1の1/5を残し、4/5を鍋に入れて火にかけ、糊状にねる。
  3. 火を止めて残した1/5を加え、混ぜる。
  4. 3を12等分にして水に入れ、中あんをつつむ。
  5. ラップにつつみ10分蒸す。
  6. 氷水に入れて冷やす。

【効能】
小豆 : 平、甘酸/心小腸/利尿除湿、解毒排膿
葛 : 涼、辛甘/脾胃/清熱解肌

【解説】
古くは夏の冷やし菓子といえばくず桜でした。
ゼラチンや寒天よりも昔からくず粉が 食べられていたからです。
くず粉を使用した菓子や料理は老化が早いので、出来たてが最も美味しいとされています。
(くずきり、ごま豆腐など)
吉野くずが有名ですが、くず粉が出来上がるまでに大変な手間を要しますので高価なものです。
安価なものはじゃが芋やさつま芋のでんぷんを加工したものです。

 

follow us in feedly

みつ豆

健胃袪痰

みつ豆

【材料】
天草 25g
水 1リットル
酢 大1
赤えんどう 50g


黒糖 150g
上白糖 150g
水あめ 50g
水 200g

果物など

【作り方】

  1. 天草は充分水漬けしてきれいに洗い、水1リットルを沸騰させ酢を加えた中に入れて30分煮て10分蒸らす。
  2. 1を漉してバットに流し冷やし固めて、1.5cm角に切る。
  3. 蜜の材料を合わせて火にかけ煮立てて漉し、冷やしておく。
  4. 赤えんどうは一晩水漬けしてやわらかく茹で、ざるにとって塩少々まぶしておく。
  5. 器にところてん、赤えんどう、果物を入れ、蜜をかける。

【効能】

天草 : 寒、鹹/肝胃腎/消痰軟堅、利水消腫
えんどう豆 : 平、甘/脾胃/健脾益気、健胃利湿
黒糖 : 温、甘/肝脾胃/温中補虚、活血化瘀

【解説】

天草を煮だして、ところてんを作り、みつ豆に仕立てます。
天草はまくさ、おごのり、えごのり等の紅藻類を混ぜたものです。
寒天はこの原燥を熱湯で煮て寒天質を抽出し、冷却してゲル化させてところてんを作り、凍結脱水して水分を除き、乾燥させたものです。

 

follow us in feedly