茶の普及

green-tea-1409078_1920 茶葉は南北朝時代(439~589年)中国から東南アジア、インド、朝鮮半島、日本、ヨーロッパへ輸出され始め、次第に世界中に広がっていきました。

 17世紀のイギリスではポルトガルからチャールズ2世に嫁いだキャサリン王妃の美しさの秘密が紅茶にあることがわかり、上流階級から庶民まで紅茶を飲む習慣が広がりました。 フランスでも、はじめ紅茶は体に有害なものとみなされていましたが、ルイ14世の頭痛が紅茶で治ったことから流行るようになりました。tea-1404080_1920

 今の時代、茶は健康にもっともよい飲み物として日常によく利用されています。 地域によって茶を飲む習慣も違います。 中国の広東省・福建省・雲南省・貴州省なら、烏龍茶・普洱茶をよく飲み、浙江省・北京なら龍井茶をよく飲みます。 ジャスミン茶は緑茶と茉莉花のペースで作られた香りがよい茶です。 北京では、ポピュラーの茶として喜愛されています。

いちごのシャルロット

CHARLOTTO DI FRAGOLE’

【材料(18cmの丸型一台分)】
サヴォイヤルド ビスケット120g

いちごのムース :
板ゼラチン 5g
いちご 300g
グラニュー糖 50g
生クリーム 200cc

シロップ :
グラニュー糖 50g
水 50cc
ラム酒 20cc

ソース :
いちごのピューレ 50g
グラニュー糖 大さじ1
レモン汁 大さじ1
飾り用ミント 適宜

【作り方】

いちごのムースを作る

  1. ゼラチンは水にふやかしておく。
  2. いちごは洗ってヘタを取り、ミキサーにかけてピューレ状にし、ザルで裏ごしする。
    (50gは別に取り置き、グラニュー糖大さじ1、レモン汁大さじ1を加え火にかけ、煮詰めてソースにする。)
  3. ボウルに2のいちごとグラニュー糖50gを入れ溶かす。
  4. ボウルに1のゼラチンを入れ、60℃の湯せんにかけて溶かし、3を加え、氷水に当ててとろみが出るまで混ぜ合わせる。
  5. ボウルに生クリームを入れ、トロトロとたれ落ちるくらいの六分立てまで泡立てる。
  6. 4のゼリー液がトロリとなったら、生クリームに加えてさっくりと混ぜ合わせる。
  7. 水50㏄、グラニュー糖50gを火にかけ、グラニュー糖が溶けたら冷まして、ラム酒を加える。
  8. 型にオーブンシートを敷き、底と側面(半分に切ったもの)にサヴォイヤルドを張り付ける。
    はけで7のシロップをサヴォイヤルドに塗り、6のムースを流しいれ、冷蔵庫で2~3時間冷やし固める。
    上にソースをかける。

【効能】
いちご : 甘酸、涼/肝胃肺/潤肺生津、滋陰補血、清熱解毒、利尿、健脾和胃/空咳、のどの痛み、声嗄れ、寝汗、微熱、口舌生瘡、歯茎の出血、排尿痛、排尿困難、食欲不振、消化不良

うぐいす餅

健脾利湿

うぐいす餅2

【材料(10個分)】
中あん
小豆こしあん 250g

もち粉 70g
砂糖 70g
水 70g
卵白 5g
うぐいすきな粉* 適量

*うぐいすきな粉…緑色のきな粉。 大豆を炒ってからひいて粉にしたもの。
大豆の種類により黄色と緑色がある。
きな粉は鮮度が大切、味が落ちやすいので新しいものを使う。

【作り方】

  1. もち粉と砂糖をよく混ぜて水を加え、均一になったら強火で15~20分蒸す。
  2. 蒸しあがった1を鍋に入れて弱火にかけ、卵白を加えてよく練る。
  3.  2をきな粉の上に取り出し10等分にする。
  4. 中あんを10等分にして丸め、きな粉を手粉にして包あんし、鴬の形にする。
  5. 茶こしで上からきな粉をかける。

【効能】
小豆こしあん : 平甘、酸/心小腸/利尿除湿
もち粉 : 温、甘/脾胃肺/補中益気、健脾止瀉
きな粉(大豆) : 平、甘/脾胃大腸/健脾益胃、潤燥利尿

【解説】
餅種の中でも「ぎゅうひ」に近いものです。
柔らかくて口あたりがよく、翌日位までは美味しく食べられます。
うぐいす餅…春告げ鳥といわれている鴬をかたどった昔から多くの人に親しまれている お菓子です。