緑茶

龍井茶

【材料】
龍井茶(白毫銀針あるいは君山銀針) 3g
湯 400ml

【作り方】

  1. 100mlの湯を急須に入れて、温めてから捨てる。
  2. 茶葉を入れて、湯を注ぎ、1~3分間を蒸らす(蓋はいらない)。

【解説】
 緑茶の代表は龍井茶で、中国第一茶といわれるほど有名なお茶です。 龍井茶は茶葉を陰に干し、揉み、軽く煎る加工により作られた非発酵茶で、自然な風味が残っているため清熱解毒、清心瀉肝などの作用があります。 夏の季節、熱がりの体質、熱性の病気にお勧めのお茶です。
 白茶には白毫銀針があります。 これは茶葉が銀色のうぶ毛のようなものが多いです。 黄茶には君山銀針があります。
 お茶の色は黄色白茶や黄茶は軽く発酵されますが、作用は基本として龍井茶と同じように考えて使ってよいです。

紫蘇茶

【材料】
紫蘇 3g
薄切り生姜 2枚
黒砂糖 適宜
水 300ml

【作り方】

  1. 生姜は細切りにする。
  2. 土瓶に紫蘇は、水に30分間浸ける。
  3. 蓋をして火をつけて、沸騰したら生姜を加え、火を止めて5分位蒸らします。 漉して黒砂糖を好みで入れて、温かいうちに飲みます。

【解説】
 紫蘇の葉は紫蘇葉(蘇葉)、紫蘇の茎は紫蘇梗(蘇梗)、紫蘇の種は紫蘇子(蘇子)のそれぞれの名前があります。 日本では新鮮な葉を大葉という名前もあります。 また、赤い紫蘇と緑紫蘇の色により名前が変わることもあります。 効能においては同じように考えます。夏秋に収穫してから太陽に当たらないところに乾燥させて保存して使います。かぜの初期に勧めます。

鶏胸肉のねぎ生姜とパプリカソース

脾気の運化を助け、辛温により身体を暖め、気の巡りをよくし陽気の発散を促進。陽気が上昇しにくい寒がりの方にお勧め★

【材料(4人分)】
鶏皮なし胸肉 320g
塩 小さじ1/2
胡椒 適宜
米粉入りパン粉 適量
油 大さじ2

ねぎ生姜のトッピング
ねぎ 1/2本
生姜 20g
油 大さじ1
塩・胡椒 少々

キャベツソテー
キャベツ 8枚
にんにく 1カケ
油 大さじ1
塩・胡椒 少々

パプリカソース(12人分)
パプリカ 2個
オリーブ油 大さじ3
塩 小さじ1/3
胡椒 少々

【作り方】

  1. パプリカソースを作る
    パプリカは半分に切って種を取り、魚焼きグリルに入れて皮が黒くなってから冷水にとり、皮をむく。
    水気を拭き取り、粗く刻んで、調味料を加えてミキサーにかける。
  2. ねぎと生姜はみじん切りにしておく。
    キャベツはざく切り、にんにくは芽を取って粗みじんにしておく。
    鶏胸肉は線維に直角になるように幅1cmに切り、断面を包丁で軽くたたいて塩・胡椒してパン粉をつける。
  3. キャベツソテーを作る
    冷たい油ににんにくを入れ、中火でキャベツを炒めて、塩・胡椒少々を加えて取り出す。
  4. ねぎ生姜のトッピングをつくる
    油を入れ、弱火で葱と生姜をじっくり炒め、塩・胡椒少々を加えて取り出す。
  5. 油を入れ、中火で鶏肉を色よく焼く。
  6. パプリカソースをしき、鶏肉を置き、4を載せて、3を添える。

鶏肉 : 甘、平(温)/脾、胃/補中益気(脾胃の機能を高め、疲れ、食欲不振を改善)、補精添髄(精気を補い、虚弱体質、やせすぎ、汗、産後の乳汁不足、手足に力が入らない症状を改善)、降気止逆(胃気を下降し、咳、げっぷ、しゃっくりを止める)
パプリカ : 辛、温/心、脾/温中散寒(内臓を温めて腹部の冷えを除き、食欲不振、消化不良、嘔吐、下痢を改善)
ねぎ : 辛、温/肺、胃/散寒通陽(冷えによる腹痛、下痢を改善)
生姜 : 辛 、微温/肺、脾/温胃止痛(脾胃を温め、胃の冷えや痛み、食欲不振、嘔吐を改善)
キャベツ : 甘、平/腎、脾、胃/健脾和胃( 脾の機能を高め、胃の機能を調和する。食欲不振・げっぷ・吐き気・疲れ、胃もたれ、おなかの張り・舌苔が厚くてじゅくじゅくしているなどを改善し、食欲を増進)