体質と旬の食材②トマト

トマトは身体の熱を取る清熱(せいねつ)の働きを持っています。それだけでなく、唾液の分泌を促進して、のどの渇きを止める働きも持っています。

また、赤い色は五臓の中では「心(しん)」に関連のある色と言われています。心臓は生きている限りずっと動き続けているので、熱を帯びやすい臓器です。夏は暑いので特に「心」に負担がかかります。

「心」の熱を取ってくれるので、陽盛体質にはトマトはぴったりの食材です。また、陰虚体質の方にもお勧めです。

 

 

鉄欠乏性貧血、血虚改善の薬膳講座 2017年8月23日(水)

立ちくらみがあったり、疲れやすく、眠りが浅くて困っているという方はいらっしゃいませんか?夏は食欲不振や普段は汗をあまりかかない方が汗をかくことによってが不足している可能性があります。

もともと血虚体質の方も症状が出やすくなる頃です。
また妊婦さんや授乳中の方もが不足しがちになります。
そんな方々にお勧めの講座です。

貧血改善の薬膳講座 2017年8月23日(水)10時~13時

 

体質と旬の食材①西瓜(すいか)

西瓜(すいか)は夏の代表的な作物です。身体を冷やす働きがとても強いので、発熱し、顔が赤く、大汗をかいたときに飲む「白虎湯(びゃっことう)」という薬と同じと言われています。

そこで陽盛体質の方や夏かぜをひいて発熱したときなどにはお勧めです。

ただし陽虚体質の方は控えましょう。でもどうしても食べたい!という方は、夕食後ではなく、陽気が旺盛な日中の暑い時間帯に少量にしましょう。また、冷やし過ぎにも注意が必要です。井戸水の温度(15度前後)ならよいでしょう。