かのこ

補気健脾

かのこ

【材料(12個分)】
中あん
小豆こしあん 120g
白あん 90g

かのこ大納言 120g(20g×6)
かのこうぐいす豆 75g(25g×3)
かのこ手亡豆 75g(25g×3)

つや天
粉寒天 1g
砂糖 100g
水 100g

【作り方】

  1. 小豆こしあんを1個20gずつに、白あんを1個15gずつに丸める。
  2. 小豆こしあんにかのこ大納言を、白あんにうぐいす豆と手亡豆を全体につける。
  3. 粉寒天に水を入れて煮立て砂糖を加えて煮て、少し冷ます。
  4. 2に3のつや天をかけて仕上げる。

【効能】
大納言(小豆こしあん) : 平、甘酸/心小腸/利尿除湿
うぐいす豆 : 平、甘/脾胃/健脾益気、健胃利湿
手亡豆 : 平、甘/脾胃/健脾化湿

【解説】
かのこは鹿の子と書いて、鹿の毛のまだら模様からとられた銘で、白い餅に小豆の蜜漬け豆を入れたお菓子でした。
江戸時代に東京の人形町で売り出されて大変人気がでたそうです。
現在はあんに小豆や他の豆の粒をつけたお菓子をかのこといい、蜜煮した豆をかのこ豆といってます。

 

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水ようかん

健脾補腎

【2015.7.2】 004

【材料(10個分 : ごま6個 紅花あん4個)】
中あん
白あん 40g
黒ねりごま 20g
紅花 1g
シロップ 20g

水 300g
砂糖 120g
露草 40g
くず粉 2g(水10g)

【作り方】

  1. 露草と砂糖を合わせておく。                                          
  2. 1に水を入れてよく混ぜ火にかけて煮上げ、くず粉の水どきを入れて全体に混ぜ火を止める。
  3. 黒ねりごまとシロップを混ぜてごまだれを作り6等分にし、白あんと紅花を混ぜて4等分にする。
  4. 容器に2を1/2弱流し、それぞれ中あんを入れて残りを流す。
  5. 冷蔵庫で冷やし型から出す。

【効能】
白あん : 平、甘/脾胃/健脾化湿
黒ごま : 平、甘/肝腎/滋補肝腎、潤燥滑腸
紅花 : 温、辛甘/肝心/活血袪瘀、潤腸通便

【解説】
水ようかんは近年夏の定番和菓子として人気があり、何処の和菓子店でも売られています。
水ようかんの素は寒天をベースにした凝固剤です。
でんぷんの老化がないので美味しさを持続できます。
簡単にできる流しもので、冷凍保存も可能なので持ち運びにも便利です。

 

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くず桜

清熱解肌除湿

葛桜2

【材料(12個分)】

くず粉 50g
水 250g
砂糖 100g

中あん
小豆こしあん 240g

【作り方】

  1. くず粉に水を加えてとかし、砂糖も入れてとかす。
  2. 1の1/5を残し、4/5を鍋に入れて火にかけ、糊状にねる。
  3. 火を止めて残した1/5を加え、混ぜる。
  4. 3を12等分にして水に入れ、中あんをつつむ。
  5. ラップにつつみ10分蒸す。
  6. 氷水に入れて冷やす。

【効能】
小豆 : 平、甘酸/心小腸/利尿除湿、解毒排膿
葛 : 涼、辛甘/脾胃/清熱解肌

【解説】
古くは夏の冷やし菓子といえばくず桜でした。
ゼラチンや寒天よりも昔からくず粉が 食べられていたからです。
くず粉を使用した菓子や料理は老化が早いので、出来たてが最も美味しいとされています。
(くずきり、ごま豆腐など)
吉野くずが有名ですが、くず粉が出来上がるまでに大変な手間を要しますので高価なものです。
安価なものはじゃが芋やさつま芋のでんぷんを加工したものです。

 

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