みつ豆

健胃袪痰

みつ豆

【材料】
天草 25g
水 1リットル
酢 大1
赤えんどう 50g


黒糖 150g
上白糖 150g
水あめ 50g
水 200g

果物など

【作り方】

  1. 天草は充分水漬けしてきれいに洗い、水1リットルを沸騰させ酢を加えた中に入れて30分煮て10分蒸らす。
  2. 1を漉してバットに流し冷やし固めて、1.5cm角に切る。
  3. 蜜の材料を合わせて火にかけ煮立てて漉し、冷やしておく。
  4. 赤えんどうは一晩水漬けしてやわらかく茹で、ざるにとって塩少々まぶしておく。
  5. 器にところてん、赤えんどう、果物を入れ、蜜をかける。

【効能】

天草 : 寒、鹹/肝胃腎/消痰軟堅、利水消腫
えんどう豆 : 平、甘/脾胃/健脾益気、健胃利湿
黒糖 : 温、甘/肝脾胃/温中補虚、活血化瘀

【解説】

天草を煮だして、ところてんを作り、みつ豆に仕立てます。
天草はまくさ、おごのり、えごのり等の紅藻類を混ぜたものです。
寒天はこの原燥を熱湯で煮て寒天質を抽出し、冷却してゲル化させてところてんを作り、凍結脱水して水分を除き、乾燥させたものです。

 

follow us in feedly

カステラまんじゅう

補益脾胃

DSCF2844

【材料(10個分)】
中あん
白あん 250g
茹で卵黄 2個

小麦粉 120g
卵 40g
砂糖 30g
はちみつ 10g
水あめ 10g
バター 10g
重曹 1g
ベーキングパウダー 1g

【作り方】

  1. ボウルに卵を入れ砂糖、蜂蜜、水あめを加えてよくすり混ぜる。
  2. とかしたバターを入れて更に混ぜ、重曹の水どきも加え混ぜる。
  3. 小麦粉とベーキングパウダーを混ぜてふるい、2にいれて混ぜ休ませる。
  4. 白あんに茹でた卵黄の裏ごしを加えて混ぜ10等分にして丸める。
  5. 3の生地を小麦粉の上に出して10等分にして、包あんする。
  6. 形を整え、170℃のオーブンで13~15分焼く。

【効能】
小麦粉 : 涼、甘/心脾腎/清熱除煩、養心安神、補益脾胃
白あん : 平、甘/脾、胃/健脾化湿
卵 : 平、甘/肺心脾肝腎/滋陰潤燥、養血安胎

【解説】
焼きまんじゅうの基本です。
素朴な味で昔から親しまれている皮が厚めの並生菓子です。

 

follow us in feedly

花菖蒲 

益気健脾

菖蒲1

【材料(10個分)】
中あん
小豆こしあん 150g

白あん 300g
紫芋 25g
かぼちゃ 10g
寒梅粉 10g
砂糖 10g
湯 10g
水あめ 5g

【作り方】

  1. 白あんを電子レンジで加熱して温める。
  2. 寒梅粉、砂糖、湯を混ぜて1に加えよく混ぜて再度電子レンジで加熱する。
  3. 2に水あめを加え混ぜ電子レンジで加熱する。
  4. 粗熱をとって50gを紫芋と10gをかぼちゃと混ぜる。
  5. 白、紫、黄色をそれぞれ10等分にする。 中あんも10等分にする。
  6. 白ねりきりで紫を包みそれで中あんをつつむ。
  7. 中心に黄色ねりきりをおいて絹ふきんで絞り筋目を入れて花菖蒲に形作る。

【効能】
白あん : 平、甘/脾、胃/健脾化湿
紫芋 : 平、甘/肺、脾、腎、肝/益気健脾
小豆 : 平、甘、酸/心、小腸/利尿除湿

【解説】
 ねりきりはあんにつなぎを入れて練って作る、練りものといわれるものです。  あんだけと違い成形加工しやすいので手細工、木型、絞りなどいろいろと細かい部分 まできれいに仕上げることができます。  四季それぞれの意匠で高級和菓子になります。  つなぎとしてはぎゅうひ、山芋、寒梅粉が用いられます。  今回はねりきりを使って花菖蒲を作ります。

 

follow us in feedly