「第20回日本統合医療学会」で「中国伝統医学の薬膳」を発表しました

 昨年のクリスマスに、仙台にある東北大学医学部キャンパスにて「第20回日本統合医療学会」が開催されました。 高齢化、医療費用の高騰が進んでいる今の社会の現状から、今回の大会では「食と健康」を1つのテーマとして、シンポジウムも開催することになりました。 和食、薬膳、アーユルヴェーダの食事療法、マクロビオティック、スポーツ栄養学などの内容が大会で設定され、その分野の専門家を選択し、大会で発表し、その情報を参加者に伝えることになりました。

 学校法人服部学園の服部幸應理事長が食と健康について、「食育における減塩の重要性」という特別講演を行いました。

 薬膳の分野で私が選ばれたことを光栄に思い、大会で「中国伝統医学の薬膳」を発表しました。 どのような話をしたらいいかと考え、伝統医療の専門家に対して、薬膳の概念と歴史、薬膳の古典的な処方と現代の処方、および中国の薬膳の権威組織「中国薬膳研究会」を紹介しました。 この会が政府の委託によって国の「薬膳師」資格を作り、17種類の薬膳メニューを認定したことなどの内容を報告しました。 参加者の皆様が興味津々で聞いてくださいました。 大会に参加して専門家と交流ができて、自分の勉強にもなりました。

 2016年のお仕事は、とても綺麗に飾られた仙台のクリスマスの夜景のなかで幕を下ろしました。