______。o*★*o。_____
局部の発汗
頭部
頭部は「諸陽の集まるところ」。 外感あるいは内傷によって、よく頭部の発汗が起こります。
【治法】
清熱潜陽
【方剤】
竹葉石膏湯
鼻部
鼻は督脈・手陽明大腸経・足陽明胃経が通り、また肺の開竅するところとして、これらの経絡と臓腑が失調したときに鼻部の発汗が起こります。
【治法】
清熱瀉火
【方剤】
清胃散
手足
脾が四肢筋肉を主っているため、手足の発汗の原因は脾胃湿熱です。
【治法】
健脾清熱利湿
【方剤】
瀉黄散
胸部
胸部は任脈・肺経・胃経の循行するところ、膻中(両乳首の中間)は脾経・腎経・小腸経・三焦経・任脈の5つの経絡が集まるところであり、「気会膻中」(気が膻中に集合する)という説もあります。 これらの臓腑や、心肺の機能の失調によって、胸部の発汗が起こります。
【治法】
養心安神・兼益脾腎
【方剤】
天王補心丹
陰部
陰部は肝経と腎経が走るところで、肝経の湿熱・腎経の虚弱によって発汗することがあります。
【治法】
①清肝瀉熱
②温腎散寒
【方剤】
①竜胆瀉肝湯
②安腎丸
半身
気血不和・痰湿阻絡により半身発汗が現れることがあります。
【治法】
補益気血・調和陰陽
【方剤】
補陽還五湯