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原因
病因
- 外邪 : 六淫の邪気(特に寒湿邪気、暑湿邪気)が侵入 ⇒ 経脈を阻害 ⇒ 気血の運行を妨害
- 気滞血瘀 : 外傷・長患い・体位不正・七情失調など ⇒ 経絡の気血運行を阻害 ⇒ 腰部に瘀血発生
- 腎虚 : 先天不足・疲労・長患い・老化・性生活の不摂生など ⇒ 腎精を消耗 ⇒ 腎陰と腎陽の虚弱
メカニズム
腰は「腎の府」といわれ、腎の精気が注ぐところ。 また腎と膀胱は表裏関係にあり、経絡からみると、足の太陽膀胱経は腰を通っています。 さらに任脈・督脈・衝脈・帯脈とも深い関わりがあるので、腰痛の「本」となる内相の要因は腎虚です。
また風寒湿熱の外邪、特に湿邪は性質が粘滞で、腰部に痺着しやすいので、最も関係が深い邪気です。
腰痛の鍵となるのは腎虚で、腎虚によって、風寒湿熱の邪気が腰部を阻滞して発病することが多いですが、逆に腎が充実していれば外邪を受けても発病しにくいです。 したがって、腰痛を考える場合は、「標本」の両面から考慮する必要があります。
また、ぎっくり腰などの外傷は瘀血と関係が深いです。
図3 腰痛の病因病機
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