順天堂大学の授業

千葉県にある酒々井は静かな駅です。順天堂大学医学部公衆衛生学教室の「文化の中の健康」の授業は毎年佐倉キャンパスで行います。2017年から御茶ノ水キャンパスにある国際教養学部の学生も同時にビデオ放映で受講することになり、合わせて160名ぐらいの学生に講義することになりました。

昨年の11月、教室にいる医学部一年生の学生の顔を見て、西洋の医者を目指している若者に、どのように「人生はすなわち食-中医薬膳学」の話しをしたらよいか考えました。すると自分の大学時代のことが頭に浮かんできました。「今日の話は二千年前の伝統医学および食の話になります。一年生の君たちには今、理解できないと分かっていますが、あなたの頭の奥のどこかに残ります。将来、医者になったとき突然、思い出して自分自身を助け、あなたの患者も助けることになります。これは私の経験です。」

90分間の授業はあっという間に終わりました。教室に拍手が沸き起こりました。認めてくださった学生の皆さんに感謝します。

教室を出て、秋の柔らかい陽射しを浴びながら帰り道へと踏みだしました。