ゴーヤの肉詰め

熱を取り身体を潤し、夏の暑さを癒します

苦瓜の肉詰め

【材料(4人分)】
ゴーヤ(小) 2本
豚ひき肉 200g
塩 少々
サラダ油 大さじ1
片栗粉 適量
A : みじん切りしたねぎ 生姜 各 5 g しょうゆ 小さじ2 ごま油 大さじ1

【作り方】

  1. ゴーヤは2cm位の輪切りにし種を取る。
  2. ひき肉にAを入れ下味をつける。
  3. ゴーヤをくり抜いた中に片栗粉をまぶし、2を詰める。
  4. 熱した鍋にサラダ油を入れ、3を並べ両面を焼く。
    水1カップをいれて弱火でゴーヤが柔らかくなるまで煮込む。 塩で味をつける。

【効能】
ゴーヤ : 寒苦/心脾胃/清暑止渇
豚肉 : 平甘鹹/脾胃腎/滋陰潤燥

1人分 127 Kcal : たんぱく質 11.6 g/脂質 10.7 g/Ca 10.0 mg/Nacl 1.7 g

 

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豆乳ゼリーぶどうソース

脾を補い潤いを持たせ、肝の働きを安定させます

豆乳ゼリー葡萄ソース2

【材料(4人分)】
豆乳 0.5カップ
牛乳 0.5カップ
水 1カップ
アガー 10g
はちみつ 大さじ2
ぶどうソース : 干しぶどう15g ぶどうジュース(果汁100%)60cc

【作り方(4人分)】

  1. 水1カップの中にアガーを入れ、かき混ぜ、火にかけ溶かし、はちみつを加えて煮る。
  2. 豆乳・牛乳は温めておき1に加え、よく混ぜ合わせ、型に流す。 固まったら、ソースをかける。
  3. ぶどうソース : 干しぶどうは粗く刻み、ぶどうジュースと混ぜ火にかけ少し煮詰める。

【効能】
豆乳 : 平甘/肺脾/補益脾肺
牛乳 : 平甘/心肺胃/益胃潤燥
はちみつ : 平甘/脾肺大腸/補中緩急
ぶどう : 平酸甘/脾肺腎/養血補気

1人分 81 Kcal : たんぱく質 1.8 g/脂質 2.0 g/Ca 39 mg/Nacl 0.0 g

 

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札幌での講演会

 北海道というと、まず、「北国の春」という歌が浮かんできます。 故郷への恋・家族への思い、メロディーが美しい曲で、北海道の大自然を綺麗に写しています。 これも私の頭の中にある北海道の風景で、花―特にラベンダー―・雪の世界です。このような広い土地で、じゃが芋・とうもろこしなどの野菜、魚・カニなどの魚介類など、食べ物が豊富なところです。

 さる4月17日に卒業生の方が経営しているクリニックの「第109回健康教室」の講師を依頼され、「老化防止から認知症を予防する」テーマについて講演するために、札幌へ足を運びました。 桜が落ちて新緑の東京から札幌に入るとまた冬の景色で、遠方の山に雪がいっぱい積もり、桜は蕾が少し膨らんでいる状態です。 タクシー運転手さんによれば、5月のゴールデンウィークの前後に咲くのではないかということでした。

 参加者はこの病院の患者さんが中心であるという話でした。病院の2階コミュニティホールに続々に入る参加者をみると、身体が老化して中年以降の方が多かったので、認知症を予防することを気にしている方々だと思いました。

 中医学では年齢を女性の7の倍数と男性の8の倍数で計算します。 また、10歳の段階で計算する方法もあります。 加齢とともに五臓六腑に変化が生じ、身体に老化現象が目立って現れてきます。 痴呆症を予防するためには、早めに老化防止から着手するべき、特に五臓六腑の腎を大事にすることです “腎者主水、受五臓六腑之精而蔵之。故五臓盛乃能瀉。今五臓皆衰、筋骨解墮、天癸尽矣。故髮鬢白、身体重、行歩不正、而無子耳。”のように古典の話を理解しました。 当日は調理実習もあり、鶏の当帰黄耆蒸し・胡桃クコ粥・五香麺茶の3種薬膳メニューを作り、みんなで試食しました。札幌講演

 参加者から作り方は簡単で、色取りも綺麗で、美味しくて、今回の健康教室に参加してよかったという感想が多く、嬉しかったです。

 講演会が終わってから、主催者の先生といろいろ話しました。 北海道、日本での中医薬膳学の普及にぜひ、卒業生の皆さんと協力しあい、一緒に頑張っていこうとますます思うようになりました。

 

 

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