蘇葉生姜茶

IMG_20160109_102548

【材料】
蘇葉(しその葉) 6g
陳皮 3g
生姜 2g
緑茶 1g

【作り方】

  1. 鍋に材料と水500mlを入れて30分間浸しておく。
  2. 強火で火にかけ、沸騰したら弱火で20分間煎じる。 煎じ液を濾す。
  3. 先ほどの材料が入った鍋に再び水500mlを入れて強火で火にかけ、沸騰したら弱火で15分間煎じる。 煎じ液を濾す。
  4. 1回目と2回目の煎じ液を混ぜ合わせて1日3回に分けて飲む。

【効能】
蘇葉 :
性味 : 温辛
帰経 : 肺脾
散寒解表 : 悪寒、発熱、無汗などに効く。
行気寛中 : 胸が苦しい、脹れる、悪心嘔吐などに応用。
安胎 : 妊娠後のお腹が痛い、出血に使う。

陳皮 :
性味 : 温辛苦
帰経 : 脾肺
理気健脾 : お腹が脹って、食欲不振、嘔吐、下痢、消化不良に使う。

生姜 :
性味 : 微温辛
帰経 : 肺脾胃
散寒解表 : 悪寒、発熱、汗がでないなどに使う。
温中止嘔 : 胃を温めて、吐き気・嘔吐を止める。

緑茶 :
性味 : 涼甘微苦
帰経 : 心肝胃膀胱
清熱解毒 : 下痢止めの効果がある。
生津止渇 : 口渇、微熱などに効く。

 

follow us in feedly

インゲンのフェットゥンタ

FETTUNTA CON FAGIOLI

インゲンのフェットゥンタ

 

【材料(4人分)】
バゲット 4切れ
白インゲン豆 (ゆでたもの) カップ1弱
赤玉ねぎ(みじん切り) 大さじ1
オリーヴオイル

胡椒

【作り方】

  1. バゲットは5㎝の厚さにスライスし、グリルで焼く。
    半分に切ったにんにくをすりつけて、オリーヴオイルと胡椒をかける。
  2. 赤玉ねぎはみじん切りにして水にさらし、ざるに上げ水気をしっかりしぼる。
  3. ゆでた白インゲンカップ1弱、2の赤玉ねぎをボウルに入れ、塩少々、オリーヴオイル小さじ2で和えて、1のバゲットにのせて頂く。

 

★白インゲン豆のゆで方★

【材料】
白インゲン豆 500g
にんにく 2かけ
ローズマリー 2枝
オリーヴオイル 75cc
塩 大さじ1
胡椒

  1. ボウルに乾燥白インゲン豆を入れ、豆より2cm上まで水をはり2晩置く。
  2. 豆をざるに取り水分をきり、鍋に入れ、豆の5~6cmまで水をはり、皮付きにんにく、たこ糸でしばったローズマリーを入れて、強火にかけ、沸騰したら弱火にして、紙の落しぶたをして柔らかくなるまで静かに煮込む。
  3. 柔らかくなったら、塩大さじ1、オリーヴオイル75ccを加え5分煮る。
    にんにく、ローズマリーも一緒に、ゆで汁ごと容器に移す。

 

【効能】
いんげん豆 : 甘、平/脾胃/健脾化湿、消暑和中/むくみ、吐き気、蒸し暑さによる吐瀉、下痢など
玉ねぎ : 辛甘、温/脾胃肺心/健脾理気、和胃消食/食欲不振、おなかが張る、下痢、消化不良

 

follow us in feedly

わが師

 人生の道は長いです。 その一生では、多くの師に出会うことになります。

 最初の師は自分の親です。 両親は誠実・正直・勤勉・寛容などの人柄を教えてくれた、最初の師になりました。 小学校・中学校・高校・大学卒業と、多くの師と出会いました。 彼らは「好好学習、天天向上」の学習好・身体好・労働好・道徳品質好などの知識・知恵・基準を教えてくださいました。 社会に出て、職場で先輩方と知り合い、いろいろな仕事の技・人との付き合い方を教わりました。 結婚して、子供が生まれることによって、家族が人生の最も基本な関係である夫婦関係・親子関係の師になります。

 古人いわく、「三人行、必有我師」(意味:「3人一緒になると、必ず私の師がいる」)ということはこの道理です。 人生では多くの人とめぐり合いますが、その中で覚えている師は何人いますか?

 去る3月の末に、人形町の日本料理店で、私たち4人は恩師である酒井シヅ氏と一緒に食事をしました。★酒井先生2

 順天堂大学の酒井シヅ特任教授は医史学者で、『医学の歴史』『病が語る日本史』『戦国武将の死亡診断書』『まるわかり 江戸の医学』『老人必用養草 老いを楽しむ江戸の知恵』 『疫病の時代』など多くの著作を出版されて、医学と歴史の関わる時代ドラマの監修として超有名な先生です。 私たち4人を教えてくださった博士です。★酒井先生3

 男性の陶さんは先生の1人目の学生です。 郭さんは約23年前に入学し、その時の酒井先生は今の郭さんの年齢と同じくらい若かったです。 郭さんは日中両国の医学歴史のなかで有名な学者になっています。 この中で一番若い人は魯さんで、今は薬局の研究所所長で漢方相談を行っています。 私の時に、酒井先生が退官されました。 公衆衛生教室の教授をご紹介いただき、医学博士を取得しました。 しかし、入学から修了まで酒井先生に大変お世話になり、論文のご相談とご指導、図書館・博物館を紹介していただいて一緒に訪ねるなど、先生が教えて下さなかったら、私は「医学博士」の夢を実現できませんでした。 心の中で自分は酒井先生の最後の弟子だといつも思っています。

 孔子いわく「誨人不倦」、酒井先生は教育の分野で、医史学教育事業のために献身的に尽力し、「桃李満天下」のように多く弟子が日本、中国、世界各地で活躍しています。 先生から教わった知識・精神・心は私の力になります。 師は私の鏡です。

 

follow us in feedly