熱を取って高ぶった精神を安定させる「清熱安神」により
肝腎陰虚・腎陰虚の精神不安の症状の改善が期待できます
【材料(4人分)】
米 2カップ
緑茶葉 大さじ1
【作り方】
- 湯200ccで緑茶を作る。茶殻は細かく刻む。
- 米に1の緑茶を入れて炊く(水の量加減)。 茶殻を炊き上がる5分前に加える。
【効能】
緑茶 : 涼苦甘/心肺胃/清熱解毒・生津止渇・安神
1人分 285 Kcal : たんぱく質 5.4 g/脂質 0.8 g/Ca 10.0 mg/Nacl 0.0 g
男女ともに、老化に伴う自律神経失調症メインの症状
実は、女性だけではありません! 男性にもある更年期障害。
性ホルモン分泌低下が原因です。
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初潮年齢+30±5
女性の更年期年齢は、「初潮の年齢+30±5」と計算します。
例えば、15歳で初潮 ⇒ 40(15+30-5)歳~50(15+30+5)歳が更年期年齢です。
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更年期障害=五臓の老化‼
腎との関係 : 腎は人間の発育・成長・成熟・老化の支配者。
女性は7歳ごとに腎気が活発化。
14歳で天癸(≒性ホルモン)が充実して月経がスタート、49歳で腎気が衰弱し、天癸が絶えて月経がストップ。
男性は8歳ごとに発育が活発化、64歳で肝腎虚弱となって更年期に入ります。
そのほか、虚弱体質・慢性病など、腎の陰陽虚証の引き金になることも。
肝との関係 : 肝は気血の流れをコントロール。
肝は疏泄を主り、気機を調節しています。 また蔵血の働きがあります。
ストレスなどで肝気が鬱血し、うつ症状が長引くと、肝火旺盛・気滞血瘀・血虚血瘀などに。
あるいは肝陰不足によって肝陽上亢になります。
脾との関係 : 脾は営養を作って血をコントロール。
脾は水穀を主って精微物質を作り、気血を生化し、統血を主ります。
脾気虚になると気血不足になり、不正出血などが起こります。
気・血との関係 : 「気は血の帥であり、血は気の母である」。
気と血はお互いに生み出し合い、依存する関係ですので、病気の時にも影響を与え合います。
女性は月経・妊娠・出産などの生理的特徴から、常に血が不足&気が余る状態。
更年期には、気滞血瘀証が多く現れます。
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大学の忘年会はいつも世間一般より遅れて行われます。 3月12日、東京ドームホテルの42階会議室で「順天堂大学医学部公衆衛生学教室同窓会と忘年会」が開催されました。
3年前に私の博士指導教官がほかの大学に転職し、1年間教授不在の研究室で寂しかったので研究生を終了させましたが、その後も興味のあるテーマがあるときは研究室のセミナーに参加しました。
昨年の忘年会では、他所の大学から就任していらっしゃった新教授が、その場で挨拶してくださいました。 睡眠を専門研究している先生です。 すぐ『黄帝内経 素問』に、睡眠と夢についての論述があったのを思い出して、先生と話す話題があると思ったのですが、食べる暇なく皆さんと話しているご様子をみて、こちらがやめました。 教授と話す機会はあまりないので、できる限り毎年この会に参加するよう、努めています。
10年間同窓会の会長を勤めていらした先生は今年81歳になり、辞任願いを提出しそうだったのですが、教授のさらなる希望で会長職継続を承諾しました。
会長から、順天堂大学の新学部「国際教養学部」が昨年度スタートし、国連からの教員も受け入れたことが紹介されました。 私もこの新しい学部の兼任教員に就任しています。 嬉しいことです。
また、教室は昨年から研究生が増えてきました。 忘年会の時に新入生の皆さんから挨拶してもらいましたが、みんな若くて生き生きしています。
公衆衛生教室の基本的なお仕事は、世の中のみんなを健康にすることですから、これから中医薬膳学を講義して少しずつ浸透させて行こうというのが、私の考えです。