普洱茶

3b9d0d56c69c88d58db8f3ced69e475f【材料】
普洱茶 3g
湯 400ml

【作り方】

  1. 100mlの湯を急須に入れて、温めてから捨てる。
  2. 茶葉を1に入れて、湯を注ぎ、3~5分間を蒸らす。

【解説】
雲南産の普洱茶(プーアール茶)は最も有名な黒茶です。 茶葉を蒸してから揉んだものを積み重ね、微生物をつけて発酵させた後発酵のため、茶葉は真っ黒か深褐緑色で、お茶の色は褐黄色か褐紅色となります。

薬茶について

%e2%98%85img_2539 薬茶は、「薬」と「茶」の2つの材料によって作られた飲み物です。

 薬の元来の意味は『説文解字』の中で“治病の草”といわれたもの。 多くの薬草の中には、香りがよく、甘い味・薄い味を持つ花・葉・果実・茎・根茎があり、加工してから飲み物としても使えます。

 茶は『爾雅 釈木』の中で“苦荼”と書き、茶の木の若葉や茎を加工してから作られる飲み物です。

 昔から中国では、朝、起きてからまずやらねばならないことがありました。 それは「柴米油塩醤酢茶」という日常生活に欠かせない7つのものを確認すること。 ここから、茶には生活の中に重要な役割があることが分かります。

 また、茶としては、箸・匙などを使わず、そのまま飲めるものも「茶」として認めているので、茶と牛乳を合わせて作った「ミルク茶」、小麦粉を加工した「麺茶」、果物とジュースを合わせた「果茶」などの飲み物もあり、薬茶の効果を追求しています。

 唐の時代に「茶聖」といわれる陸羽(りくう)(733~804年)が現れ、茶に関する本である『茶経(ちゃきょう)』を執筆しました。 本の中で当時の飲茶のことに触れています。 その時代は茶を煮てから飲み、葱、生姜、棗、橘皮、山茱萸、薄荷などを一緒に煮ていたと陸氏に指摘されましたが、今考えてみると薬茶のような組み合わせといえます。

 薬茶は湯液の煎じ薬より飲みやすく、茶より効能を求めるので、健康・長寿を追求する今の時代に適切な飲み物です。 薬茶には「薬」と「茶」の組み合わせるものがあり、煎じる薬のみのものもあります。

四物茶

carrot_soup_spoon【材料】
当帰 10g
にんじん 30g
竜眼肉 15g
干し葡萄 6g
水 500ml

【作り方】

  1. にんじんはさいの目を切る、竜眼肉と干し葡萄は少量の水で戻す。
  2. 土鍋に当帰・水を入れて30分間浸ける。 火をつけ、沸騰したら1を加えて弱火で30分間煮る。
  3. 1をミキサーにかけてドロ上で薬汁を混ぜて飲む。

【解説】
当帰は血を養いながら血流も促進しますので女性によく使う食薬で、独特な香りがありますがほかの材料によって抑えられます。