緑茶の代表、龍井茶は夏によい

201608131471074649720706 緑茶は中国で生産量が一番多く、中国第一茶と称されていますが、その代表的なものが龍井茶(ロンジン茶)です。 杭州の西湖近辺の龍井村が龍井茶の産地です。

 清の時代の乾隆帝(1711~1799年)が4回杭州を視察し、この茶を褒めたところから、代々の皇帝に愛され、貢茶となりました。 その華麗な茶葉の・綺麗な緑・芳しい香り・美味しいは龍井茶の「四絶」といわれ、よく絵や詩の中に登場し、最も上品な茶として達宮や貴人たちに愛飲されました。

 龍井茶は陰干しし、揉み、軽く煎るといった工程で作られた非発酵茶なので、自然な風味が残っていると同時に清熱解毒・清心瀉肝の作用があります。 そのため夏の季節、暑がりの体質、熱性の病気などによいお茶です。 また龍井茶は飲む以外にも、食材としても使われています。

 ほかには碧螺春、黄山毛峰などがあります。

 白茶と黄茶は緑茶の近い種類の茶ですので、緑茶のように使えます。

%e7%99%bd%e6%af%ab%e9%8a%80%e9%87%9d 白毫銀針は、北宋の徽宗皇帝が愛用したお茶としても有名です。 中国茶の中で貴重だとされる白茶の中でも最も高貴な茶とされているからです。

 白毫(芽を覆っている白い繊毛)が湯の中に溶けてキラキラと舞っているのをガラスの器を透して観賞するのはすでにご存知でしょう。

茶について

 茶の分類方法はたくさんありますが、最も広く認められている分類は、六大茶類です。

 

六大茶類

分類

代表的な茶

お茶の色

性質

効能

緑茶

龍井茶

緑色

清熱解毒

白茶

白毫銀針

茶葉は銀色のうぶ毛のようなものが多い。
お茶の色は薄い

清熱解暑

黄茶

君山銀針

黄色

清熱

青茶

烏龍茶

茶葉は青緑色か、周りが紅色で中心が緑色。
お茶の色は金黄色か橙黄色

半発酵で平性なので、
どのような目的にも使える

紅茶

祁門茶

茶葉は褐紅色。
お茶の色は金黄色か紅黄色

身体を温める

黒茶

普洱茶
(プーアール茶)

茶葉は真っ黒か深褐緑色。
お茶の色は褐黄色か褐紅色

身体を温める

 

%e2%98%85img_2539 茶は旧石器時代、生の茶葉を食べることから始まり、新石器時代に陶器が発明されたことにより茶葉を煮て食べるようになりました。 現在でも中国の雲南省の山奥に住む少数民族の間には、新鮮な茶葉・唐辛子の粉末・果物汁・にんにく・塩・湧き水と混ぜて食べる習慣が残っています。

 唐代になると茶を煎じて飲む茶文化が生まれ、宋代には茶の製造技術が進歩して茶餅・花茶が現れました。 明・清代になると、発酵のさせ方や製造方法の違いによって、緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶が作られ、6大茶系を形成しました。

普洱茶

3b9d0d56c69c88d58db8f3ced69e475f【材料】
普洱茶 3g
湯 400ml

【作り方】

  1. 100mlの湯を急須に入れて、温めてから捨てる。
  2. 茶葉を1に入れて、湯を注ぎ、3~5分間を蒸らす。

【解説】
雲南産の普洱茶(プーアール茶)は最も有名な黒茶です。 茶葉を蒸してから揉んだものを積み重ね、微生物をつけて発酵させた後発酵のため、茶葉は真っ黒か深褐緑色で、お茶の色は褐黄色か褐紅色となります。