陰虚内熱の段階に入ってから糖尿病と診断されたときには、滋陰清熱・益気生津・調和陰陽の食材や中薬を使います。 血は陰に属するので、滋陰のためには涼性・平性の養血食材や中薬も使われます。
糖尿病によく用いる食材と中薬
作用 | 食材 | 中薬 |
滋陰 | 小松菜・白きくらげ・ごま・豆乳・牛乳・卵・豚肉・ 鴨肉・牡蠣・ほたて |
桑椹・枸杞子・黄精・玉竹・石斛・麦門冬・ 百合・女貞子・亀板・鼈甲 |
清熱 | あわ・白菜・セロリ・青梗菜・ゴーヤ・チシャ・豆腐 | 竹葉・淡竹葉・荷葉・山梔子・天花粉・牡丹皮・ 生地黄 |
補気 | 米・オートミール・山いも・キャベツ・かぼちゃ・椎茸・ 豆類・牛肉・鰹・鰯・鱈 |
吉林人参・紅景天・太子参・黄耆・山薬・白朮・ |
養血 | ほうれん草・にんじん・ピーナッツ・豚レバー・豚足・ いか・たこ・まながつお |
熟地黄・白芍・阿膠・何首烏 |
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タイプ別
1.肺熱津傷タイプ(上消)
【症状】
のどが渇き、水分を大量にとる・口が渇き舌が乾燥する・尿が頻繁で量が多い
舌辺が尖っていて紅い・舌苔が薄黄色・脈が速い
【証侯分析】
肺熱熾盛 ⇒ 津液消耗
【立法】
清熱潤肺・生津止渇
【食材】
セロリ・茶葉・白きくらげ・白ごま・牛乳・卵・鴨肉
【中薬】
麦門冬・百合・玉竹・沙参・生地黄・天花粉・金銀花
【方剤】
消渇方
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