ジャスミン茶

tea-1404080_1920【材料】
ジャスミン茶 3g
湯 400ml

【作り方】

  1. 100mlの湯を急須に入れて、温めてから捨てる。
  2. ジャスミン茶を入れて、湯を注ぎ、1~3分間を蒸らす。

【解説】
 ジャスミン茶は茉莉花(まつりか)の花と緑茶を混ぜて、約110℃ぐらい加熱するなどの方法で加工した上品な香りがあるお茶です。 福建省福州市は世界ジャスミン茶の発祥地、世界銘茶福州ジャスミン茶、国連食糧農業機関の世界重要農業文化遺産と登録されているそうです。

 春に肝の疏泄を促進するためにジャスミン茶をよく使い、口臭を取りたい時にジャスミン茶を噛んで、その香りで口臭を改善する方法もあります。

杜仲淫羊藿茶

%e6%b7%ab%e7%be%8a%e8%97%bf【材料】
杜仲 15g
淫羊藿 6g
当帰 10g
黒砂糖 適量
水 300ml

【作り方】

  1. 土鍋に杜仲・淫羊藿・当帰・水を入れて1時間浸ける。 火をつけ、沸騰したら弱火で30分間煎じてから濾す。
  2. 土鍋に再び水200mlを加えて1と同じ方法で煎じる。
  3. 1回目と2回目の煎じ液を混ぜ合わせて飲む。 好みで黒砂糖を加える。

【解説】
杜仲は葉ではなく樹皮を使います。 乾燥した樹皮を折った時に両端の断面に細い糸が連結しています。 このような繋がりが強いことから気虚・陽虚体質で流産しやすい人に勧めます。 淫羊藿は夏秋に収穫し刻んで乾燥させます。 羊脂によって加工する方法があります。 黒砂糖を加えて飲みやすくなります。

烏龍茶が普及した理由

%e7%83%8f%e9%be%8d%e8%8c%b6 烏龍茶は、茶葉が発酵過程で銀青色になるため「青茶」とも呼ばれています。 その代表が鉄観音です。 清の乾隆帝がこのお茶を飲んで「茶葉は鉄のように重く、その美しさは観音のようだ」と絶賛したというのが名前の由来の一説となっています。

 鉄観音の茶葉は分厚く、緑色でつやがあり、香ばしい匂いが広がり、飲むと葉に隠れていた甘い香りがしばらく口の中に残るので、鉄観音は極品銘茶約300年の歴史を誇っています。 中国での国賓に送る茶は福建省南部の安渓市産の鉄観音だそうです。

 鉄観音などの烏龍茶は半発酵茶であるので、温性にも涼性にも片寄らない性質が特徴です。 そのため最も多くの人々が飲みやすい茶として福建省、広東省、台湾などでよく飲まれています。

 日本では1980年代に、缶入りの烏龍茶が発売され、茶の飲み方に革命的な変化を起こしました。 それまで温かくして飲んでいた茶が水のように便利に飲めるようになったことで、さらなる茶の普及を促すことになったのです。

 烏龍茶には武夷岩茶・武夷肉桂・閩北水仙などの種類があります。