うぐいす餅

健脾利湿

うぐいす餅2

【材料(10個分)】
中あん
小豆こしあん 250g

もち粉 70g
砂糖 70g
水 70g
卵白 5g
うぐいすきな粉* 適量

*うぐいすきな粉…緑色のきな粉。 大豆を炒ってからひいて粉にしたもの。
大豆の種類により黄色と緑色がある。
きな粉は鮮度が大切、味が落ちやすいので新しいものを使う。

【作り方】

  1. もち粉と砂糖をよく混ぜて水を加え、均一になったら強火で15~20分蒸す。
  2. 蒸しあがった1を鍋に入れて弱火にかけ、卵白を加えてよく練る。
  3.  2をきな粉の上に取り出し10等分にする。
  4. 中あんを10等分にして丸め、きな粉を手粉にして包あんし、鴬の形にする。
  5. 茶こしで上からきな粉をかける。

【効能】
小豆こしあん : 平甘、酸/心小腸/利尿除湿
もち粉 : 温、甘/脾胃肺/補中益気、健脾止瀉
きな粉(大豆) : 平、甘/脾胃大腸/健脾益胃、潤燥利尿

【解説】
餅種の中でも「ぎゅうひ」に近いものです。
柔らかくて口あたりがよく、翌日位までは美味しく食べられます。
うぐいす餅…春告げ鳥といわれている鴬をかたどった昔から多くの人に親しまれている お菓子です。

花びら餅

健脾益気花びら餅5

【材料(10個分)】
もち粉 100g
砂糖 100g+100g
水 100g+α
白あん 50g
卵白 10g
着色料 少々

味噌あん
白あん 150g
水 50g
砂糖 40g
白みそ 30g

蜜漬けごぼう 10本
片栗粉(内粉) 適量

【作り方】

  1. もち粉、砂糖を合わせ、水を加えて混ぜる。
  2. 1を強火で20分蒸す。
  3. 2を鍋に移し弱火で加熱し砂糖と水を3~4回に分けて加えながら練り上げる。
  4. 3で出来たぎゅうひに白あんと卵白を加えて更に練り雪平を作る。
  5. 少量を残して片栗粉にとり、残した分を赤く着色する。
  6. 白、赤をそれぞれ10等分にして、白で赤を包み直径9cmに丸くのばす。
  7. 鍋に水と砂糖を入れて火にかけ、白あんを入れてねり、白みそも入れ練る。
  8. 6に7で出来た味噌あんをのせ、ごぼうをおき半月状に形作る。

 

★蜜漬けごぼうの作り方★

  1. ごぼうの皮をこそげて12cmに切る。
  2. 酢水に一晩漬けてあくをぬき、蒸し器で竹串がすっと通る位まで蒸す。
  3. 水に漬けて一晩おく。
  4. 鍋にごぼう、水を入れ水の20%の砂糖を加えて、火にかけ沸騰したら火を弱めて10分煮て火を止めそのまま冷ます。
  5. 煮汁だけを鍋に入れて砂糖を10%足して沸騰させごぼうにかける。

 

【効能】

もち粉 : 温、甘/脾胃肺/補中益気、健肺止瀉
白あん : 平、甘/脾胃/健脾化湿
ごぼう : 寒(平)、苦(甘)/肺胃/清熱、通経散血、(老化防止)
みそ : 平、甘/脾胃大腸/健脾益胃、潤燥利尿花びら餅3

【解説】

お正月の宮中の儀式である“お歯固めの祝い”で用いられた鏡餅を模したものとか宮中のお雑煮が基になっている等、種々の説があります。 菓子化されて茶道の初釜に用いられるようになり、最近ではお正月のお菓子として多くの人に知られるようになりました。

どらやき

補腎健脾

どら焼き

【材料(10個分)】
中あん
栗甘露煮 5個
小豆つぶあん 300g
水 70g
砂糖 5g


卵 3個
小麦粉 150g
砂糖 120g(80+40)
水あめ 30g
みりん 30g
重曹 1.5g
水 45g

【作り方】

  1. 卵黄をときほぐし、砂糖を入れてよくすりまぜ、水あめ、みりんも加え均一に混ぜる。
  2. 重曹を少量の水でといて1に加え、水も加えて混ぜる。
  3. ふるった小麦粉を2に加えて混ぜる。
  4. 卵白に砂糖を加えながら7分だてにし3に2度にして入れ混ぜ、ねかせる。
  5. 砂糖と水を煮立て小豆つぶあんを入れて火にかけ柔らかくする。
  6. ホットプレートにうすくサラダ油を塗ってふきとり、残りの水で固さを調節した種をながして皮を焼き、あんと栗甘露煮をはさんで形をととのえる。

【効能】
栗 : 温、甘/脾胃腎/補脾止瀉、補腎強筋
小豆 : 平、甘酸/心小腸/利尿除湿
卵 : 平、甘/肺脾心肝腎/滋陰潤燥、養血安心
小麦粉 : 平、甘/心脾腎/清熱除煩、補益脾胃

【解説】
焼き菓子 :
オーブン物と平鍋物のふたつに大きく分けられます。
どらやきは平鍋物の代表ですが、家庭ではホットプレートやフライパンを使います。
どら焼きは金属製打楽器の銅鑼の形に似ているのでこの名がつきました。
江戸時代から作られています(関西では三笠山とも言います)。