タコ飯

血と気を補って貧血症状を改善します
血虚体質、気血両虚体質にお勧め‼

【 材料(4人分) 】
蒸しタコ150g 
米2合 
にんじん60g 
アスパラガス1/2束 
油揚げ1枚 
だし昆布5cm角1枚
A:醤油大さじ2 
  みりん大さじ2 
  酒大さじ1 
  生姜10g

【 作り方  】

  1. 昆布を少量の水に浸けておく。タコは5mm程の厚さにそぎ切りしておく。生姜は針生姜にしておく。にんじんは7mm角に切っておく。アスパラガスはさっと茹で、穂先を残して小口切りにしておく。油揚げは油抜きして1cm角に切っておく。米はといで、半量の水に浸けておく。
  2. タコを煮る。Aにタコと生姜を入れて火をつけ、沸騰したら火を止めて冷まし、具と煮汁に分ける。
  3. ①の米に②の煮汁と昆布だしを合わせて水加減をして、タコ、にんじん、油揚げを入れて炊く。
  4. 炊き上がったらアスパラガスを加え、全体を混ぜて器に盛り、穂先を飾る。

【  効能  】 
タコ:甘、鹹、寒/脾、肝/養血益気:血と気を補って、疲れ、息切れ、めまいなどを改善
にんじん:甘、平(微温)/肺、脾、胃、肝/健脾化滞:消化機能を活発にして食欲不振、下痢、便秘を改善
粳米(うるち米):甘、平/脾、胃/補中益気・健脾和胃:脾胃の機能を高め、疲れ、食欲不振を改善
アスパラガス:甘、苦、微温/滋陰生津止渇:陰を補い津液を生じさせ、発熱、喉の腫れや痛みと渇き、便秘を改善/潤燥止咳:潤して空咳を止める。

体質と旬の食材④茄子(なす)

レシピで紹介したCIAMBOTTOにも入っている茄子(なす)は、夏から秋に安価で手に入る野菜です。茄子は血流を改善する「活血止血(かっけつしけつ)」の働きがあります。また、身体の熱をとってくれる「清熱(せいねつ)」の働きも持っています。

 

そこで陰虚血瘀を併せ持った陰虚血瘀体質の方にはお勧めです。ただし食べ方には注意が必要です。焼き茄子のように皮を剥いてしまうと血流を改善する働きが少なくなってしまいます。是非、皮ごと召し上がってください。

 

体質と旬の食材③胡瓜(きゅうり)

最近は季節に関係なく、いろいろな食材がスーパーで手に入るようになりました。胡瓜(きゅうり)もそんな野菜のひとつです。胡瓜は熱を取り除く清熱(せいねつ)の働きがあるので、陽盛体質や夏かぜを引いて熱が出た時や、咽喉(のど)が赤く腫れて痛い時などにはお勧めの食材です。

また、利尿作用もあります。陽盛体質で赤い吹き出物や皮膚に赤みがある場合には、尿から熱を排泄して症状を改善します。ただし、胡瓜(きゅうり)を食べて紫外線に当たると皮膚炎を起こす体質の方もいらっしゃいますので、気をつけましょう。