暑(しょ):

  1. 夏の気候。
    暑気のこと。
  2. 六淫邪気の暑邪のこと。
    陽邪であり、気・津液を消耗しやすい。

昇(しょう):

  1. 気の動く方向の4つ、昇降出入のうちの1つ。
    上昇の働き。
  2. 食薬(しょくやく)の作用方向である昇降浮沈の1つ。

症(しょう):
疾病のとき、

  1. 個別に現れる症状。
  2. 四診によって観察される顔色・音声・舌・脈・臭いなど異常な体証(たいしょう)。

証(しょう):
証侯(しょうこう)ともいう。
疾病で現れる症状・症候を中医学の診断法により、病因・病位・性質、正邪の盛衰、病機などを分析・弁別し、総合的に診断した結果。

滋養(じよう):
治療法。
陰液を補給し体を補う。
陰虚による午後の潮熱(ちょうねつ)・五心煩熱(ごしんはんねつ)・消痩(しょうそう)・盗汗(とうかん)・口渇、血虚の顔・唇・爪の色が白、めまい・心悸・不眠、肢体のしびれなどの治療によく用いる。

将軍の官(しょうぐんのかん):
剛臓(ごうぞう)・罷極の本(ひきょくのもと)・牡臓(ぼぞう)ともいう。
肝を指す。
肝が怒りやすく将軍のように気が強いことを表現している。

症侯(しょうこう):
体表・舌・脈などに現れる病的な変化。

証侯(しょうこう):
証(しょう)ともいう。
疾病で現れる症状・症候を中医学の診断法により、病因・病位・性質、正邪の盛衰、病機などを分析・弁別し、総合的に診断した結果。

上焦(じょうしょう):
三焦の1つ。
胸膈より上の部分。
頭・心・肺を包括する。
呼吸・摂納(せつのう)の機能や、肌膚・骨節の温養、腠理(そうり)の通調、水液代謝の調節機能をもつ。

生津(しょうしん):
治療法。
津液を生じさせること。