消積(しょうせき):
治療法。
消食化積(しょうしょくかせき)ともいう。
積は未消化物が積み重なること。
胃腸に停滞する飲食物を取り除き、消化機能を促進する。
消化不良による胃脘部の膨満感・疼痛・げっぷ・しゃっくり・吐き気・嘔吐、ガス・便が悪臭、下痢・舌苔厚膩・脈滑などの治療に用いる。

消痩(しょうそう):
症状。
筋肉が痩せて体重が異常に減少すること。

消痰(しょうたん):
治療法。
化痰(かたん)・袪痰(きょたん)・滌痰(じょうたん)ともいう。
痰を取り除く。
稀薄な痰、泡状の痰、白痰・黄痰などの治療に用いる。

滌痰(じょうたん):
化痰(かたん)・袪痰(きょたん)・消痰(しょうたん)ともいう。
痰を取り除く。
稀薄な痰、泡状の痰、白痰・黄痰などの治療に用いる。

小腸(しょうちょう):
六腑の1つ。
生理機能は受盛(じゅせい)・化物(かぶつ)・泌清別濁(ひせいべつだく)。
心と経脈で表裏関係にある。

消長平衡(しょうちょうへいこう):
陰と陽が消滅・生長の変動をくり返しながら、バランスを保つこと。
昼夜・四季の変化のようなこと。

昇浮(しょうふ):
上昇、発散の意味。
食材・中薬の効能が上昇、発散作用をもつこと。

相傅の官(しょうふのかん):
華蓋(かがい)・嬌臓(きょうぞう)・牝臓(ひんぞう)ともいう。
肺を指す。
相傅とは君主を助けて政治を行う宰相大臣を意味することから、肺は君主である心を補佐する宰相の役割を果たし、人体の血流を調節し、気血を調整している働きを表現したもの。

消法(しょうほう):
治療八法の1つ。

  1. 消食導滞(しょうしょくどうたい)を用いて、食べすぎ、宿食の症状を改善する。
  2. 消堅散結(しょうけんさんけつ)を用いて、気・血・痰・水・虫が原因で現れる、脹れ・固まりなどの症状を改善する。

衝脈(しょうみゃく):
血海(けっかい)・太衝脈(たいしょうみゃく)・冲脈(ちゅうみゃく)ともいう。
経路の1つ。
生殖機能において特に生理と妊娠に関わる。